看護師は習得したスキルを活かせる職場で働くと高い待遇を与えられ、仕事に対するやりがいも生まれるのが一般的です。睡眠外科に興味を持っている看護師が転職先を探そうとする場合には、どのようなスキルが求められるのか気にかかることでしょう。睡眠障害に関する知識や基本的な看護技術が求められるのは確かですが、より厳密に見ると、職場によって必要なスキルがかなり異なってきます。
睡眠外科で診療をしている担当医師は、もともと睡眠障害に関するプロだったわけではなく、医師によっては現役で他の診療科も担当していることがあります。睡眠障害の原因は多岐にわたっていて、呼吸器系の疾患が原因となるものもあれば、心血管系の疾患が原因になっていることもあるのが実態です。さらに、精神的な問題が睡眠障害を引き起こしている場合もあり、患者の状況に応じて適切なケアをすることが必要になります。
結果として、睡眠外科には専門分野が違う担当医師が何人も常駐し、患者によってその組み合わせも異なるのです。場合によっては、外科的手術での治療となるため、診療補助も看護ケアも、それぞれの診療科に対応したスキルが欠かせません。転職の際は、睡眠外来の診察や治療に対応している担当医師をよく調べて、自分の持っているスキルと照らし合わせてみることが大切です。そして、そのキャリアを活かせるように転職先を選ぶことによって、高い評価を得られるようになるでしょう。